レーザー脱毛の基礎知識

レーザー脱毛に使われている「レーザー」とは、一体何なのでしょうか。 レーザー脱毛を受けられる方は、レーザーは何かということも知っておくことをおすすめします。


レーザー光は、自然の光の中には存在しません。 人間によって人工的に作られた特殊な光です。 レーザーは「LASER」と表記され、これは次の頭文字を集めて作られた造語です。 Light（光）Amplification（増幅）by Stimulated（励起）Emission（放出）of Radiation（放射） 日本語に訳しますと、「放射の誘導放出による光の増幅」となります。 これにもう少し説明を加えてみましょう。 気体や固体の分子のなかにある電子にエネルギーを吸収させ、高エネルギー状態にしておきます。 この電子のエネルギーが高い状態から低い状態になるとき光を放出します。 このときの光がレーザー光の元になります。 光の放出には2種類あります。


「自然放出」は電子が自然に低い状態に落ちて光を放出することで、「誘導放出」は、光が来ると、その光と同じ波長と位相で光を放出します。 つまり、誘導放出は、光が一つ来ると、波長と位相がそろった光を二つ放出することになります。 こうして誘導放出されたレーザー光を、向き合わせた2枚の鏡で折り返すように反射させると、波長と位相が揃った光が大量に発生します。 これを「増幅」といいます・ この増幅した光を取り出すと、強力なレーザー光となります。


波長が単一で干渉性がある（位相が揃っている）ことは、レーザー光の大きな特徴でもあります。